去年の今頃は、乳がんの手術前の検査をいろいろ受けていました。
検査で癌の進行具合がわかるまでは、もしかしたら来年の桜は見れないかもしれない、そんなことを考えてしました。
そして銀行口座や家の大事な書類などの説明を夫にしておかなくては!とか、家の不用品をもっと処分しておけばよかった!とか、考えていました。
検査結果は、幸いにも命にかかわるような状態ではありませんでした。
また桜が見れるんだ🎵と嬉しかったです。
とはいえ、私がいなくても家族が困らないようにしておく必要性を強く感じました。
そして手術が終わって退院してからは、自分が管理できる範囲で暮らすことを目標に、家財道具を大幅に削減していきました。
夫が退職して再雇用が決まったと同時に、転勤も決まったので、引越しのしやすさも考えました。
家具は小さく、そして背が低くい、シンプルなものだけにしました。
冷蔵庫も2ドアの小型の物に。二人暮らしなら2ドアでも大丈夫。
どんな間取りになっても使えるようにと、無印良品の棚、収納ボックスを揃えました。同シリーズで増やすことができるので便利です。
そして30年間住んだ田舎の一戸建てを売って、賃貸暮らしをスタートさせました。
小さな病院しかない田舎だったので、通院のために思い切って都会の賃貸暮らしにして、放射線治療を受けました。
治療が終わって、今度は転勤のためにまた引越しです。
さらに荷物を減らして、コンパクトにしました。
小さくなった我が家、小さくなった家具たち、胸にちょっと傷跡がある新しいマイボディ。
そして、新しい家のすぐ横には、桜並木。たくさん桜を見ることができています。
なんだか身軽で、とても幸せです♡
これからも、今の自分にあう暮らし方を作っていきたいなと思っています。