「これはおばあちゃんからもらったものだから…」
「子どもが小さい頃に使っていた大切な思い出だから…」

どうしよう、全部捨てられない・・・
そう思って、押し入れの奥にしまったままの“思い出の品”、ありませんか?
捨てられない自分を責めないでください。写真に残してから手放すという方法なら、大切な気持ちはそのまま、でも暮らしはスッキリ軽やかになります。
この記事では、思い出の品と上手にお別れするための“写真保存片付け術”をお届けします。
1. 思い出の品が捨てられないのは、心が優しいから
物には「そのときの記憶」や「気持ち」が込められているもの。
捨てようとすると、罪悪感が湧いたり、悲しくなったりして当たり前です。
とくに60代は、子育て・親の介護・夫婦の歴史とたくさんの記憶が詰まった時期。
物を手放すことは、人生を見つめ直すことでもあります。
2. 写真に残せば、記憶はきちんと残る
今はスマホやタブレットがあれば、誰でも写真に残すことができます。
「捨てる前に、1枚だけ撮っておく」それだけで気持ちが整理されることも。
写真保存が向いているもの
- 子どもの作品・絵・賞状
- 古い服(七五三の着物など)
- 旅行のおみやげや記念品
- 大切な人からもらった小物
スマホで撮った後は、Googleフォトなどに保存しておくと安心です。
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3. 写真+「ひとことメモ」で思い出が深く残る
写真だけでなく、その物にまつわる“思い出の一言”を添えると、記憶の価値がグッと増します。
例
- 「このぬいぐるみは娘が3歳のときに大好きだったもの」
- 「初めての家族旅行で買った置き物」
写真に直接文字を入れるアプリを使ってもいいですし、プリントしてノートに貼り、一言添えるのも素敵ですね!
4. 写真にしても手放せないものは「選んで残す」
全部を捨てなくても大丈夫。
どうしても手放せないものは、「選んで残す」ことが大切です。
- 「この箱に入る分だけ残す」
- 「今の自分にとって一番心が動くものだけ」
と、“量”を決めて残すと、気持ちの整理もラクになります。
私の宝箱

私は自称「宝箱」という小さな箱をひとつ持っていて、そこに厳選した子供たちの思い出の品を納めています。
私にくれた手紙や、お絵描きの紙、母子手帳、部活で獲得したメダルもここに。小さな箱なので場所をとらず、見たい時にはすぐ取り出せます。残すのはこの箱に入る分だけと決めています。
5. 写真整理の仕組みをつくっておくと後がラク
写真がスマホに溜まってしまうと、逆に見返さなくなります。おすすめは、月に一度だけ“写真の整理タイム”を取ること。
整理方法の例
- フォルダ分け(「思い出」「子ども」「旅行」など)
- 「残したい写真」だけお気に入りマークを付ける
- フォトブックを年1回つくる
おすすめフォトブック

無印良品が手がけるフォトブック。無印良品らしくシンプルで洗練された雰囲気のフォトブックに仕上がります。アルバムが増えてもリビングに並べると統一感があり、どんなお部屋でも似合うフォトブックになっています。
思い出の品のフォトブック、一年分の写真の中から厳選した写真で、毎年一冊作る、など楽しめますね!
6. まとめ 「捨てる」じゃなく「形を変えて残す」
思い出の品を捨てられないのは、心がやさしい証。
だからこそ、「捨てる」ではなく「形を変えて残す」という選択肢も知ってほしいと思います。
写真で残せば、手元にはなくても、心にはちゃんと残る。
あなたの暮らしが、少しでも軽やかになりますように。