「終活(しゅうかつ)」という言葉に、なんだかネガティブな印象を持っていませんか?

遺言を書くこと?亡くなる準備?
終活とは「これからの人生を自分らしく生きるための前向きな準備」のことだと考えています。
今から始めるのに遅すぎることはないでしょう。
この記事では、後悔しない終活の始め方と3つの準備ポイントをお話したいと思います。
1. 終活を始める理由。60代で見直したい
自分の意思で選べる「今」が一番大切
70代、80代になると、体力や判断力の衰えもあり、選択肢が限られてしまいます。
元気なうちに決めておけば、「自分らしい最期」だけでなく「自分らしい今」も守れます。
今の暮らしが整い、そしてこの先も安心して暮らせます。
家族への負担を減らせる
「どこに何があるのか」「何をどうしてほしいのか」
これをしっかり伝えておくことは、家族への最高のプレゼントになります。
残された家族もそれぞれの暮らしがあります。忙しい中で、やらなけらばならないことがたくさんあるのは大変です。できるだけスムーズに手続きが終わるようにしておきたいですね。
2. 後悔しない終活のための3つの準備
準備①:持ち物と家の中を見直す
いちばん取り組みやすいのが身の回りの片付け=生前整理です。
ポイントは「自分が管理できる量」に減らすこと。
特におすすめなのは、キッチン用品・衣類・書類など。
使っていないモノや気持ちが離れたモノは、感謝を込めて手放すことから始めましょう。
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準備②:エンディングノートを書く(体験談あり)
「財産のこと」「希望する介護や延命治療」「葬儀やお墓のこと」など、
大切な情報や気持ちは、書き残すことが何よりの備えになります。
難しく考えず、「メモ」感覚で始めましょう。
エンディングノートは市販のものでも、自作ノートでも構いません。シールを貼って可愛い見た目にしたりすると、テンションも上がりますよ。
おすすめ商品
コクヨのエンディングノート『もしもの時に役立つノート』
補足:家族に見せるタイミングは「元気なうちに、自然に」がベストです。

私の体験談です

準備③:お金のことを“見える化”する
通帳が何冊あるか、保険はどうなっているか、誰にもわからない状態になっていませんか?
資産を整理し、「一覧にまとめておく」だけでも家族はとても助かります。
保険・年金・預金・証券・借入などをまとめておくと、安心です。
3. 終活は「これからの人生を大切に生きる」こと
60歳からの終活は、「終わりの準備」ではなく「これからの人生を見つめ直すこと」です。
無理をせず、自分のペースで、できるところから始めましょう。
- モノを減らす
- 想いを残す
- お金を整理する
この3つだけでも、心が軽くなり、今の暮らしがさらに楽しくなりますよ。